ABU’s blog

世界競馬場めぐりと旧街道を行くの続編

世界競馬場巡り 第19回 現存最古のフリーホールドレースウェイ

東海岸シリーズの最終回はニュージャージ州のフリーホールドレースウェイ。アメリカには古くから数多くの競馬場がありますが、現存する中で最古のものはここのハーネス競馬。1830年に開場しているので、大塩平八郎の乱よりも古いことになります。有名なサラ…

世界競馬場巡り 第18回 ブリダーズカップデイのハーネス競馬場

2023年西海岸サンタアニタ開催のブリダーズカップ2日目に東海岸から参戦しました。場所はニューヨークにほど近いニュージャージー州メドウランド競馬場です。 ここは様々なスポーツを集めたスポーツコンプレックスの一角にあります。アメフトのスタジアム、…

世界競馬場巡り 第17回 年一開催・Far Hills Meeting

アメリカにもグランドナショナルがある、ということをどのくらいの方が知っているだろうか。 障害競走がほとんどないアメリカだが、東海岸ではごく少数行われているし、エクリプス賞には最優秀賞障害馬もある。しかしアメリカの競馬場を思い浮かべて障害コー…

世界競馬場巡り 第16回 ハリケーンとペンシルベニアダービー

東海岸は9月になると一気に秋モードの気温になり、日によっては最高気温20°以下。同時にハリケーンの来る季節でもあります。 アメリカではケンタッキーダービーを頂点として各地でダービーが開催されますが、開催時期はまちまち。意外と夏以降に開催している…

世界競馬場巡り 第15回 哀愁のハラーズ競馬場

今回はいつもと違いハーネス競馬場。繋駕速歩競走として日本で最後に馬券販売を伴って開催されたのが1971年とのことなので、これは海外でないと観られない競馬です。カナダでは平地競走より人気があるとか。 フィラデルフィア国際空港からほど近い位置のハラ…

世界競馬場めぐり 第14回 Home of Haskell モンマスパーク競馬場

東海岸の競馬場が続きます。今回はニュージャージー州のモンマスパーク競馬場。ニューヨークからも車で一時間くらいの大西洋岸の街です。ここはトラバーズステークスの前哨戦的な扱いであるハスケルステークス(G1)で有名なコースです。 このレースの位置付け…

世界競馬場めぐり 第13回 今昔ローレルパーク競馬場

今週はボルチモア郊外、メリーランド州のローレルパーク競馬場です。プリークネスステークスで有名な同州のピムリコ競馬場との姉妹競馬場ですが、これまで何度もオーナーが変更して、その都度様々な変革がおこなわれている競馬場だそうです。ただアメリカの…

世界競馬場めぐり 第12回 真夏のサラトガ競馬場

アメリカ競馬場の連投。次はニューヨーク州のサラトガ競馬場です。 ニューヨーク州といっても、マンハッタンからは200キロ以上北にある、高級避暑地のサラトガスプリングにある競馬場。真夏のダービートラヴァーズステークスでも有名です。南北戦争後の競馬…

世界競馬場巡り 第11回 デラウェアパーク競馬場

実に久しぶり5年ぶりの海外競馬場。これから半年間はアメリカ生活になったので、おそらく東海岸の競馬場アップが続きます。 まずは自宅に一番近いデラウェアパーク競馬場。アメリカで一般的なカジノ併設のタイプ。こういうところはカジノにだけ人がいて競馬…

世界競馬場めぐり第10回-2 地方と中央いいとこどりの盛岡競馬

2019年の夏休み後半戦は盛岡遠征です。 ヴィーナススプリントの開催されるお彼岸の盛岡競馬場に参戦します。 競馬場は郊外にあるので駅前から無料バスで向かいます。 スタートは11時半とかなり中央にくらべて遅い印象。かわりに最終発走は17時半です。 駅前…

世界競馬場めぐり第10回-1 平日金沢は馬券親父天国

2019年、令和最初の夏休みは当初予定していた香港がデモで大荒れのため、 急遽変更して金沢・盛岡の二本立てです。 まず金沢です。日曜日開催もありますが、訪れた時は平日火曜日開催。この時点でいろいろと想像ができます。 観光客の多い金沢駅東口ではなく…

旧街道をいく 第8回 さらば静岡県

お伊勢参り8回目は浜松からスタートです。 まずは平坦な住宅街の街道沿いをまっすぐ西に向かいます。終盤だったら心が折れそうな実に単調な道です。10キロと少し進むと浜名湖が見えてきます。 浜名湖は近づいても磯の香りはあまりしません。海というよりはや…

旧街道をいく 第7回 (2018年5月6日)

お伊勢参り7回目は藤枝から出発です。 静岡駅から藤枝駅間の電車内は「さわやかウォーキング」なるイベントの集団と重なり満員に。初老の元気な方々は藤まつりに向かうようでした。団塊の世代はやはり元気です。 藤枝から島田までは現在のメインの車道と並行…

世界競馬場巡り 第7回 ~ベルモント競馬場「平日」開催~ (2016年10月2日)

さて久しぶりの海外競馬はNew Yorkです。 郊外のQueensにあるベルモント競馬場は言わずと知れたBelmont Stakesの開催地です。アメリカでも最大規模の競馬場で、Breeder’s Cupも4回開催しています。 他の人の観戦歴を見る限りでは電車(Long Island Rail Road)…

旧街道をいく 第6回~トンネルにロマンあり~ (2016年5月5日)

お伊勢参り6回目は興津からスタートです。 興津は山と海が迫り建物が低い印象です。 車はバイパスに流れるので、車通りの少ない道を淡々と進みます。 少しづつ山が遠のき、建物も新しくなってきたところで江尻の宿です。 シャッター街となった駅前商店街は寂…

世界競馬場めぐり第6回 ~新新バイパスと直線競馬~ (2015年8月11日)

先週は夏休みをいただいて新潟競馬場にいってまいりました。 ソウル競馬場のアップを忘れていたので、4年ぶりの更新になります。オワコンなんのその、記録は大事です。 新潟競馬場の特徴はやはり1000m直線競馬です。 スタンドからはまったくみえないスター…

旧街道をいく 第5回~富士川の戦い (2014年10月1日)

お伊勢参り5回目は沼津から出発です。 真夏は過ぎて日陰は時折涼しい風も吹くような陽気でしたが、 日なたは歩くと汗ばむほどです。 これが後々影響してきます。 沼津から片浜・原にかけては延々と住宅地の間を進みます。 バイパスのほうに商業施設はいって…

旧街道をいく 第4回~山伏下山 (2014年3月30日)

お伊勢参り4回目は箱根芦ノ湖の関所前からスタートです。 今回は下山ですが、最初は箱根峠に向けての上りになります。 国道1号線は東側の芦ノ湯付近に最高地点(874m)がありますが、 旧道は東側で高いところを通りません。 そのため東海道の最高地点は箱根峠…

旧街道をいく 第3回~箱根の山は天下の険~ (2013年5月19日)

お伊勢参り3回目は大磯からです。 初日はあいにくの天気。大磯から雨の中国道1号線を歩き始めます。 狭めの歩道を進みますが、はっきりいって特に何もありません(笑)。 途中で城山公園や押切の坂で側道に入ると、旧街道の道幅を感じるところがありますが、 …

旧街道をいく 第2回~東海道には史跡が多い~ (2013年1月14日)

お伊勢参り二回目は保土ヶ谷からです。 午後2時に出発してほどなく進むと、東海道最初の難所・権太坂にあたります。 箱根駅伝で有名な権太坂ですが、実は本物の権太坂は国道1号から外れた旧道にあります。 名前の由来は道を聞かれた老人が自分の名前を答えて…

旧街道を行く 第1回~大田区は23区で一番大きい~ (2012年11月3日)

政治・外交・経済・福祉と問題山積みの2012年日本。 まさに「きな臭い世の中」になってきたと言えるでしょう。 かつてこの国の人々は世情に不安を抱えると、願かけに巡礼の旅を廻るのが常でした。 というわけで、本年より「お伊勢参り」をスタートすることに…

世界競馬場めぐり 第5回 ~ロンシャン競馬場~ (2011年11月6日)

先日は1週間お暇を頂いてフランスに行って参りました。 今年は結婚したのでこれは新婚旅行なのですが、 やはり競馬をやらずにはいられません。 舞台は競馬関係者の夢、凱旋門賞がおこなわれるロンシャン競馬場です。 金曜日に一般戦が開催されたので早速向っ…

世界競馬場めぐり 第4回 ~真夏の西日本編~ (2009年8月16日)

先週はお盆の真っただ中、夏休みを1週間いただいて西日本に行ってきました。 目的はもちろん博打です。 ①園田競馬場 大阪よりほど近い尼崎市にある園田競馬場。 はみだし刑事さんのホームグラウンドともいえる競馬場ですが、なるほど実に地方競馬であります…

世界競馬場めぐり 第3回 (2009年3月26日)

WBCにて侍ジャパンが死闘を繰り広げているころ。 私はお暇を頂いて香港マカオに行ってきました。 目的はもちろん博打です。 ①沙田競馬場 旧スタンドは古くて汚いのですが、新スタンドはとてもきれいでした。 雰囲気としては東京競馬場に近いと言えるでしょう…

世界競馬場巡り 第1回 原題「帰国」 (2007年11月9日)

本日予定通り帰国しました。 東スポ裏一面がドクター中松であることに運命を感じずにはいられません。 パレルモ競馬場(ブエノスアイレス)はダートオンリーの競馬場でしたが、非常に日本の中央競馬に近い雰囲気を感じました。 整備されたきれいな施設、ピク…

世界競馬場めぐり 第9回 オッズとはなにか? トルコ・ヴェリフェンディ競馬場

以前Mixiで書いていたものをこちらで継続。 過去のものは徐々に転載する予定です。 さて2018年の夏休みはトルコ・イスタンブール。 古代からの文明の交差点、政教分離で競馬は一応OKのPart2国。 芝とダートのどちらがメインかもよくわからない状態で、 今年…