ABU’s blog

世界競馬場めぐりと旧街道を行くの続編

旧街道をいく 第8回 さらば静岡県

伊勢参り8回目は浜松からスタートです。

まずは平坦な住宅街の街道沿いをまっすぐ西に向かいます。終盤だったら心が折れそうな実に単調な道です。10キロと少し進むと浜名湖が見えてきます。

浜名湖は近づいても磯の香りはあまりしません。海というよりはやはり湖なのだなということを実感します。

昔はここに橋はなく船で渡っていたそうです。今は渡し船がありませんので、ほぼ同じ位置に発着するJR東海道線弁天島駅から新居町駅を利用します。

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数分で新居町駅につくと、目の前には浜名湖競艇がお目見えします。

ここは当然ひと勝負。浜松らしいものとしては餃子フライがあり、これを食します。

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ここは新居宿なのですが、ここからは浜名湖沿いを進むJRとはお別れして海に近い道に行きます。のどかな国道脇の側道をだらだらと進みますが、すこし蛇行しているためか思いのほか時間がかかります。白須賀の宿は高台にありますので、ここを登るために潮見坂を登ります。浮世絵にも描かれた太平洋が美しく見える坂です。

 

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坂の上には郷土資料館のようなものがあり、なかなか充実した展示です。急激に登る東京側とは違い、ゆるやかに下っていきます。途中からふたたび国道に合流。ここでついに愛知県に入ります。静岡県を抜けるのに丸5年かかりました。

 

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ここから先は二川宿まですこしだけ下ります。二川宿は古い雰囲気を残しています。

 

二川の先は火打坂という坂をすこし登り、台地の上を進むようになります。国道を歩いていくと、ほどなく豊橋市路面電車に遭遇します。ここから豊橋の街、旧吉田宿は目と鼻の先です。城下町らしい直角に何度か曲がる街道をすすみ、豊橋駅前。喫茶店では何もいわなくともモーニングが出てきました。さすが愛知県です。

 

今回はここまで。次回はJRではなく名鉄沿いをすすんで岡崎を目指します。